前回の続きです。
さあ、皆さんの目的別にコダワリ洗剤をセレクトしてみましょう。
と、そのためには洗剤の成分を知っておくと役立つはず!きっと!
ということで、無理やりな感じで洗剤の成分の勉強に入っていくわけですが。
知っておいて損はない。きっと!
洗剤の成分と役割をしろう
ジーンズの洗剤で悩んでる方はそれぞれ目的を持っていると思います。はたしてどの洗剤を選べばいいのか?
それは、洗剤に入っているいろんな成分とその役割を理解するのが近道。
ということで、代表的な成分を書き出してみたいと思います。
界面活性剤
洗剤の汚れ落としの主成分。水と油をなじみやすくさせるもの。天然(純石けんなど)と合成(石油からできたもの)があります。合成は天然に比べ刺激性があるなんて言われてます。
油汚れは油の手になじみます。もう片方は水の手なので水になじみます。すると油汚れは水と混ざり合うことができるようになって、衣服についてた油汚れが落ちる。そんな原理。
酵素
酵素パワーのなんとやらです。正体は消化酵素なるもの。酵素というといくつか種類がありますが、とにかくいろいろと分解してくれます。襟とかについた皮脂汚れとか。ミルクをこぼしたタンパク質とか。ごはん、うどんなどのデンプンとか。消化を助けてくれる「胃腸薬」に入ってる成分と同じです。ですので洗剤の酵素も体温くらい(37℃)でよく効きます。
蛍光増白剤
染料の一種です。蛍光増白剤は紫外線を吸収して青白い光(蛍光)を発生させるもの。その光のおかげで衣類をあたかも白くなったように見せるもの。カムフラージュです。偽装。うそんこ。これによりデニムのインディゴが白っちゃけて見えちゃいます。
漂白剤
大きく分けて、塩素系と酸素系。塩素系は強力。染料も脱色してしまうもの。インディゴも白くなります。酸素系は柄物にも使える漂白剤。それでもインディゴに多少の影響はあるでしょう。
以前の記事もご参照くださいませ。「家庭に潜む、デニムの敵!!」、「続 ・ 家庭に潜む、デニムの敵!!」・・・これはこわいです(‘A`)
柔軟剤
正体は界面活性剤の一種です。これが衣類にくっつくとき油の手が外向きに並ぶので、繊維同士のすべりがよくなる。肌触り向上。
色落ち防止剤
いろいろあるみたいです。とりあえず総じて染料と繊維のくっつきをよくするもの。酢とか塩にもこの作用があるそうです。今日知りましたが梅酢で特許とってるものもありました。
着色剤
洗剤に着色剤ってなんなんすかねー。イメージ戦略ですかねー。ドマルとかゲインとか海外の洗剤によくはいってます。青色〇号、黄色〇号みたいな添加物。いらないじゃん。
ちなみに色落ち防止ジーンズ専用洗剤「ドマル」に入っている着色剤はきっと青色2号なんじゃないかと。成分はインジゴカルミンというものでインディゴに構造がよく似ているそうです。
インディゴかー( ̄  ̄ )
「ドマル」には色落ち防止剤も入っていますが、この青色も作用してるのかな?って素朴な疑問。
目的別ジーンズ洗剤選び
エイジング目的
エイジング目的なら、単なる無添加洗剤がいいと思います。
酵素、蛍光増白剤、漂白剤、色落ち防止剤、着色剤。ぜんぶいらない。
こうしてみると「シャボン玉石けん」イケてるでしょ?なんせ99%純石けんですから。
いろんなメーカーからジーンズ専用洗剤がでてますが、エイジング目的なら「シャボン玉石けん」で問題ないでしょ。ということで無添加洗剤で。
色落ち防止目的
濃紺ジーンズいいね。色落ちなんてしなくていいよね。という人向けの洗剤はどれがいいのか。色落ち防止のジーンズ専用洗剤のなかでは、すぐに頭に浮かぶのがこの2つ。
・「ドマル」色落ち防止剤が入ってます。
・「ジェイウォッシャー」ふれこみとしては色落ちが少ないとのこと。界面活性剤4.6%という少なめ配合が特徴の一つのようです。おしゃれ着洗いでやさしさ満点な感じがする「エマール」、「アクロン」でも界面活性剤はおよそ20%配合されています。うーむ。洗剤成分が薄いから色落ちしないのか?
個人的には「アクロン」薄め使用でいい気がします。ジーンズ専用洗剤って値段高いし(セコイ)
あとは酢をいれる。塩をいれるとか。梅酢はちょっと抵抗あります(笑)
ふんわり穿き心地向上目的
子供ってジーンズのガサガサした感じ、いやがりませんか?
ふんわりさせたいなら柔軟剤入り。
「ボールド」、「香り続くトップ」とか。柔軟剤が入りつつも蛍光増白剤が入っていないもの。これならインディゴには影響ないかと。
まとめ
ということで、洗剤にコダワルにも洗剤のコマーシャルに惑わされることなく、成分から目的別に考えてコダワルと、ジーンズの洗濯もより楽しくなりますよ^^
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