ボクたちが愛してやまないコダワリのジーンズって高くない?
という、常々抱いていた疑問を今月のフリー&イージーがすこーし解消してくれましたような気がします。
「日本におけるジーンズの価格帯別シェア」
上の表を見て、みなさんはどのように感じましたでしょうか?
ジーンズを愛してやまないマニアなファン達は、2万円以上するジーンズを「まー、そんなもんでしょ。」なんて平然と購入しているように思います。
しかしながら、2万円以上するジーンズは、シェア的にはほんの僅かの4%でしかありません。
つまり、25人の人間がいたとして、その中に1人孤独にマニアなジーンズ好きのあなたがいるという計算^^;
50人集まって話の合う方がやっともう1人ということになります。
実際にはこういう単純計算にはなりませんが、
身の回りのマニアなジーンズ好きの友人て貴重ですね^^; 大事にせねば。
・・・すこし話がそれました(笑)
さて、この表によると2万円以上するジーンズは高級ということになっています。この高級なジーンズにもデザイナーズ、インポート、ジャパンデニムなど色々とあると思いますが、我々が普段何気なく購入しているレプリカジーンズも2万円以上するものが大半ですから、間違いなく高級ジーンズであると言わざるを得ません。
世間一般の方からすれば2万円以上もするジーンズってなんなの?なんて思われるかも。
「なんで2万円以上のお金を、たった一本のジーンズにつぎ込むの?」なんて言われたら(彼女や奥さんによく言われるセリフですね・・・^^;)、あなたはなんと答えるでしょうか。
ボクはただ「好きだから」としか答えられません・・・^^;
こんな答えじゃさらに理解不能でしょうね(笑)
では、やはり高級、高価と言わざるを得ないレプリカジーンズ。どこに魅力があるのでしょう?
そもそもレプリカジーンズの生い立ちは、デッドストックのヴィンテージジーンズが
・高価すぎて購入することができない
・貴重すぎて気軽に穿くことができない
などの理由から、「じゃあ、ヴィンテージそっくりに似せて雰囲気を味わおう」といった代償行動から始まったものと思っています。
となると、レプリカジーンズを売りにしていたメーカーが、メーカー独自のオリジナリティを盛り込んだジーンズを高価な値段で販売するのは不思議な現象にしか思えなくなってしまいます。
最近では、若者がジーンズを穿かなくなったと言われ、ジーンズの市場規模も縮小している(下グラフ参照)ということから、オリジナリティを盛り込んだり企画モノを打ち出したりしてマンネリ化を防ぎ売り上げを伸ばそうという戦略なのでしょうが、
そんな中でもレプリカジーンズメーカーには、原点に忠実にヴィンテージを追求したジーンズを創ってもらいたいなと思います。
そここそがレプリカジーンズの魅力の原点ですからね。
しかし、それでも2万円以上っていうのは高すぎるんじゃないか?
レプリカジーンズの価値って値段と見合っているの?という疑問も。
レプリカジーンズはやはり高価だなと改めて思います。いかにヴィンテージを追求したジーンズだとしても、新品のままのレプリカジーンズではディテールの凝った値段の高いジーンズでしかありません。その新品の状態から個々が穿き込み、自分だけのエイジングを経ることで価値がでる。こうしてはじめて支払った金額以上の意味を持つモノに変化するのだと思います。
これこそがレプリカジーンズの楽しみ方、醍醐味といったところではないでしょうか。
といろいろと書いているうちに、タンスの肥やしとなっている未穿き込みのジーンズ達に「はやく穿けよ!」と責められている気がしてならない今日この頃です・・・^^;
コメント
90年代のヴィンテージブーム!なんて言葉があるけど社会的にみたらブームでもなんでもなかったと今ならよく分かる。
ヴィンテージジーンズに惹かれた高校3年の頃、クラスにジーンズ好きがいたか?と言えば皆無。辛うじて学年には他にひとり居た。
大学のころ、200人居た同学科のなかにいたか?と言えば、他に2人いたくらい。笑
ジーンズそのものも大事だけど、ジーンズが存在するカルチャーを育むことがなにより大事かなっと。
映画とか写真とかなんつーか、雰囲気を。
そーですね。ヴィンテージジーンズなりレプリカジーンズなりが似合う雰囲気がないと、その存在価値も薄れるかもしれませんね。
価格帯シェアの8割以上が8000円程度以下のジーンズ。
これ以上の付加価値をつけるなら必要ですね。そのカルチャー。