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WAREHOUSE/ウエアハウスの定番ジーンズ。再構築されてスッキリ!

WAREHOUSE

warebasic
WAREHOUSE公式HPより引用

ウエアハウスの定番ジーンズのラインナップ。再構築されてわかりやすくなりました。これで頭の中スッキリです!

ウエアハウスといえばコダワリのジーンズを数々リリースするブランド。定番と呼ばれる型番ですらその時代時代で生地やディテールが異なり。「正直、なにがなにやらわからない」というのも一つの感想。
いえいえ、これも常に究極のジーンズを追い求める姿勢の賜物ですからありがたいことです。

それがこの度、定番ジーンズラインナップの再構築といった形で整理されたんです!


ところで、ウエアハウスのジーンズラインナップはどうしてわかりにくいのか?
それは素材、生地、ディテールの多様さからくるのでしょう。

例えば、Lot.1001という超定番ジーンズであっても、単一綿、ブレンド綿、強撚糸、13.76または14.5oz生地、酸化デニムであったりそうでなかったり、オフセットのベルトループであったりそうでなかったり、さまざまな革パッチなど、いろいろな仕様のものがありました。これがわかりにくさの原因です。

もちろんこれは、究極のジーンズへの飽くなき探求の結果ということ。

それが、ウエアハウスが20周年を迎えるのを機にしたかはわかりませんが、ひとまずここで一段落ということでしょうか。

2015年に20周年を迎えるウエアハウス。これまでに培ってきたヴィンテージ古着を忠実に復刻する技術を使い、定番ジーンズのラインナップを再構築しました。1001と1000番を軸に、1003やSXXなどの懐かしい品番に加え、800、900という現代的なフィットを合わせたジーンズをニューラインナップ。使用されるデニムは13.5オンスのヴィンテージバナーデニムと、14.5オンスの強撚デニムの2タイプのみです。それぞれデニムの色落ちの魅力とシルエットはもちろん、ウエアハウスならではの「ディテールの隠し味」をお楽しみください。

ウエアハウス公式HPより引用
http://info.ware-house.co.jp/basic.html

といったわけで、素材や生地の多さはずいぶんとスリム化されました。

細かな仕様やシルエットなどは公式HP(WAREHOUSE BASIC JEANS)をご参照いただくとして、それぞれの型番をボク目線でざっくりみていきたいと思います。

ウエアハウスの定番ジーンズ、そのラインナップをみてみよう。

ウエアハウスの定番ジーンズのラインナップは、Lot.1001、1001SXX、1000(1000XX)、1003、800、900、以上の6型になりました。

Lot.1001
1001は“究極のオーセンティックジーンズ”ということで、基本中の基本といった位置づけが確立したように思います。余分なものはなく、ヴィンテージを忠実に復刻するというテーマのなかで磨きぬかれた仕様になっています。

綿はブレンド綿。アメリカのコットンベルトと呼ばれる主要地域(テネシー、アリゾナ、テキサス)の綿をブレンドし自然なムラ糸に仕上がってます。13.5ozのデニム地で穿き心地もよさそう。

「やっぱこれだねー」といった一本。

1950’sのLEVI’S 501XXがモデルです。

Lot.1001SXX
1001SXXは1001よりもモデルの年代を少々古くし、ワークテイストを強めたジーンズです。その仕様は以前あった700というモデルが近いでしょうか。股リベット付き。バックポケットにはネイティブステッチと呼ばれるステッチが施されています。

1930’sのLEVI’S 501XXがモデルと想像されますが、シンチバックがありません。シンチバックは付いていて欲しかったディテールです。

Lot.1000(1000XX)
1000XXは“アーカイブを超越した領域”と謳われています。つまり、ウエアハウスはヴィンテージ超えを狙ったわけです。ヴィンテージを忠実に再現した1001。これにウエアハウスならではのスパイスをまぶしたジーンズが1000XX。そのスパイスとは「酸化デニム」「ライトオンスベルトループ」「隠しリベットの際縫い」「強撚糸」といったウエアハウスならではのモノ。ウエアハウスの情熱と気合がひしひしと感じられるモデルです。

Lot.1003XX WWII MODEL
1003XXが定番化してよかった!ウエアハウスの1940’sの第二次世界大戦モデルといえば1003XXです。

LEVI’Sの大戦モデルは、当局から簡素化指示を受けたにもかかわらず、デニム生地をそれまでの12.5ozから13.5ozへ引き上げた。こういった背景を踏襲したのか、1003XXのデニム生地も13.5ozではなく14.5ozと厚い方の生地を使用しています。こんな所になんとなくムフフです。

省略されたリベット、ヘリンボーンのスレキなどなど、大戦モデルならではのディテールがつまってます。

Lot.800(STANDARD)
Lot.800はヴィンテージレプリカ色はあまりありません。1950’s LEVI’Sのディテールは採用しつつもコンテンポラリージーンズということで現代風にデザインされている細身のストレートジーンズです。

Lot.900(SLIM)
Lot.900はこれまたヴィンテージレプリカ色がありません。綺麗にもカジュアルにも穿けるスリム、「大人が穿けるスリム」としてデザインされています。
このモデルはもはやヴィンテージLEVI’Sの復刻に飽きた人、またはファッショナブルにジーンズを穿きたいという人向けといったところでしょうか。

といった感じで、ウエアハウス定番ジーンズの6型をみてみました。今までの混沌としたウエアハウスのジーンズ達が再構築され、とても整理されました。それでも6型あるというのはなかなか幅広いラインナップだと思います。

そして、ウエアハウスの定番ジーンズには最近巷で流行の66モデルといったものが組み込まれていないのにお気づきになられたでしょうか。これは推察するに、66モデルを忠実に復刻するということは隠しリベットや革パッチなどの贅沢なディテールを失うことになり、それはもったいない。しかし、それらを盛り込んだまま66モデルを作るということはヴィンテージの復刻にはならない。それならいっそ定番にはしない。さまざまな葛藤の末このような決断に至ったのでしょう。他ブラントではサクッと「革パッチ仕様の66モデルです~」なんて定番化してしまいそうなものです。ウエアハウスの頑なな姿勢。いいですよね~。

まあ、66モデルのこれはあくまでボクの推察(妄想?)なんですが(笑)

いずれにせよ、ウエアハウスは20年もの間、弛まず着実にヴィンテージの復刻を追い求め、結果として6型が定番ジーンズとして結晶化されました。ヴィンテージジーンズ復刻の求道者といってもよいウエアハウス。ただならぬブランドです。

コメント

  1. ヤンク より:

    この時期、ジーパン欲しくなりますよね。
    自分、他メーカーのデニムを買って履きこもうかと思っていましたが、好きなウエアハウスがこうくると気持ちが揺らぎます^_^;
    ちなみにこの中からの候補は1001SXXか900です。
    キムさんは購入予定はありませんか?

  2. kim より:

    ヤンクさん、こんばんは。
    ジーパン。欲しくなりますね。
    直近で買う予定はないんですが、フルカウントの1101XX(ヘビーオンスのやつ)、ウエアハウスの1001、1003、リゾルトの710、なんかいいなー。って思ってます。あとエスキスバさん、デニムバさん、デニムマッドネスさん、TCBさんのジーンズなんかも気になっています。とあげればキリがないんですが、今回記事を書いてて思いましたが「ウエアハウスってブレてないなー」と。20年間ずーっとヴィンテージの復刻って言い続けてますもんね。ということで1001が今一番欲しいですかね^^

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